2019.08.15 Kiju Ichikawa

世界最高峰の激戦に迫る。2019年ダブルダッチ世界大会観戦レポート

Double Dutch Contest World 2019の様子を詳細にお届け!「アート」と「スポーツ」の二面性を持つダブルダッチは、難易度の高いダイナミックな技はもちろん、チームが作り上げる独創的な世界観も見どころです。スピードとテクニックが組み合わさった迫力に、初めて見る人もすぐに魅了されること間違いなし。次回はカナダでの開催が発表され、今後注目がさらに高まる新世代スポーツを今のうちにチェックしておきましょう。

2019年8月3日、東京都八王子市内にあるオリンパスホール八王子にて、Double Dutch Contest World 2019が開催されました。

2012年より海外チームの招致を始め、一年に一度の国際的な世界大会として、まさにダブルダッチ界最高峰の競技レベルとなっている本大会。

今年はベルギー、中国、フランス、香港、インド、韓国、日本の合計7ヶ国から、各国の予選を勝ち抜いた世界を代表するダブルダッチャーが集結し、“世界一”を懸けて熱きバトルを繰り広げました。

 

LIAでのインタビューが反響を呼んだYUI【REGSTYLE】(以下、YUI)さんが3連覇をかけて出場するということで、LIA編集部も取材に駆けつけました。

ダブルダッチを知らない人でも、エンタメ感覚で楽しむことができる、ダブルダッチ世界大会の魅力に迫ります。

 

Double Dutch Contest World 2019とは

今回の大会では、年代別、種目別にそれぞれカテゴリーが分けられており、年代別では「JUNIOR(5歳以上13歳未満)」、「U-19(13歳以上19歳未満)、「OPEN(19歳以上〜)」の3カテゴリーがあります。

種目別では、30秒間でどれだけ多くジャンプできるかを競い合う「SPEED」部門、音楽に合わせた創作パフォーマンスで表現力や独創力、構成力などを競い合う「PERFORMANCE」部門の2つがあります。

さらに、OPENのPERFORMANCE部門上位4チームが、1分以内のフリースタイルパフォーマンスを対戦形式で交互に行い、その優劣を競い合う「FREESTYLE BATTLE」でトーナメント戦を行い、世界一を決めます。

 

アート×スポーツ。大会の魅力

OPENのPERFORMANCE部門の予選では、各チームが独自のパフォーマンスを行い、それぞれの世界観をステージ上で表現します。次々に繰り広げられる大技や、ユニークなパフォーマンスに歓声があがり、会場全体が一体感で包まれました。

中でも、Elephant OiOi(日本)は、アフリカのサバンナのような世界観をアップテンポな曲に合わせて表現していました。人数の多さを活かし、縄が回っていない空間もダンスで盛り上げ、パフォーマンスの楽しさがよく伝わってくるのが印象的でした。

その後、準決勝と決勝に進出した上位4チームが行うFREESTYLE BATTLEでは雰囲気が一変。2チームずつが同じ舞台上で交互にパフォーマンスを披露し、テクニックや構成力をぶつけあうバトル要素が全開に。一気に緊張感が漂います。

それぞれのチームの個性を表す構成力や表現力、「かっこいい!」と思わず叫んでしまう大技を軽々とこなす技術力。まさに「アート」と「スポーツ」の両方の側面を持つのが、ダブルダッチだと言えるでしょう。ダブルダッチの2つの側面を一度に楽しめるのが、この大会の醍醐味だと感じました。

 

世界王者「REGSTYLE」、3連覇へ

先日取材させていただいたYUIさんが所属するのが、今や世界を代表する実力を誇る国内有数のプロダブルダッチチーム「REGSTYLE」。これまで本大会を2連覇し、”世界一3連覇”を目指す絶対的王者です。今大会でもその完成度の高いパフォーマンスが、一際注目を集めていました。

ダブルダッチは、真ん中のパフォーマーを一番輝かせるために、縄を回すターナーや縄の外にいるパフォーマーの動きが重要になる、“引き立て合い”のスポーツです。REGSTYLEは、メンバーの一人ひとりがどの役割に回ってもブレない技術力を発揮。ターナーとジャンパーの息がぴたりとあった大技をふんだんに盛り込み、見る人を一瞬も飽きさせない独創的なパフォーマンススタイルで、会場を魅了していました。

一つ一つのステップやジャンプがぴったりと合う繊細さがありながらも、難易度の高い合わせ技でダイナミックさも表現。世界王者としてのプライドが感じられる圧巻のパフォーマンスに、会場はこの日一番の盛り上がりを見せました。

ファイナルに進出した4チーム「Elephant OiOi」、「All you need.」、「平成たぬき合戦ぽんぽこ」、「REGSTYLE」のうち、予選1位通過の「REGSTYLE」が、見事に世界大会3連覇を成し遂げました。

 

ぜひ一度、会場へ!

観客とパフォーマーの距離が近く、初めてでもすぐに会場の一体感に引き込まれました。スピード感溢れる迫力ある技と、それぞれのチームが創り出す世界観に魅了されること間違いなしです。

アートでありスポーツであるダブルダッチを、せび体感してみてはいかがでしょうか。

出典:Double Dutch TV

 

↓YUIさんのインタビューはこちら

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