2019.07.19 Kiju Ichikawa

走る、投げる、跳ぶ。“究極”のスポーツ!アルティメットの魅力

審判が存在せず、セルフジャッジ制で試合が行われるアルティメット。相手を思いやる気持ちなど、スポーツマンシップが求められます。そんなアルティメットの魅力について、大学から競技を始めた大学生3人にインタビューしました。

アルティメットは「走る・投げる・跳ぶ」といった様々な能力が求められる、近年注目されているニュースポーツの1つです。フライングディスクをパスでつなぎながら運び、タッチダウン(エンドゾーン内でディスクをキャッチして得点)を狙います。

大学のサークルや体育会で競技を始める人がほとんどで、大学から新しいスポーツに打ち込みたい人にはおすすめです。今回は、第44回全日本アルティメット選手権大会の関西・中四国地区予選にて、大会出場校の近畿大学体育会フライングディスク部にお話を伺いました。

 

アルティメットを始めたきっかけ

(左から)2回生の野中さん、3回生でキャプテンの荒川さん、3回生の二岡さん

市川
1試合目の大阪体育大学戦では接戦となりました。感想をお聞かせください。
荒川
代々、大阪体育大学との対決では、競って負けることが多かったです。これまでは試合中に気持ちが沈んでしまって、相手ペースで進んでしまうこともありましたが、特に前半はいつも以上に接戦で進めることができて良かったです。
二岡
外からも中からもしっかり声を出せていて、最後まで全員でやりきろうと、いい雰囲気で試合ができました。

市川
お三方とも大学からアルティメットを始めたとのことですが、高校までは何かスポーツをやっていたのですか?
荒川
社会人チームでソフトボールをしていました。
二岡
スポーツはやっていなかったですね。
野中
ずっとバレーボールをしていました。
市川
大学に入ってアルティメットを始めたきっかけは何ですか?
荒川
高校の時に本気で部活動に取り組むことができなかった分、大学では何かに打ち込みたいなと思っていました。その中でアルティメットを知って、やってみようと思い始めました。
二岡
高校生の時に、YouTubeでアルティメットの夏のインカレ決勝の動画を見て、かっこいいなと思ったのがきっかけです。大学に入ったら、アルティメットがしたいとずっと思っていました。
野中
バレーボール部が大学になかったので、新しく何かに打ち込みたいと思って始めました。

 

アルティメットならではの魅力

市川
アルティメットならではの魅力は何だと思いますか?
荒川
アルティメットには審判がいないので、セルフジャッジ制で試合が行われます。他の競技よりも一層、相手を思いやる気持ちが求められていて、スポーツマンシップの大切さを学ぶことができます。男女合同チームで行うミックスという部門もあり、性別が関係なくプレーできることも魅力です。
野中
一瞬一瞬シチュエーションが変わる中で、コート上の7人全員が自分の役割を考えて、ディフェンスを交わしながら枚のディスクをゴールまで運びます。アルティメットは、チーム全員の気持ちが一つになることがとても重要で、そこが魅力だと感じます。

また、アルティメットの戦術には絶対的な答えがないので、チームで試行錯誤して、攻撃の幅をどんどん広げられるのも魅力です。

市川
アルティメットをしていて、楽しいと感じる時はどんな瞬間ですか?
荒川
もちろん勝ったときは嬉しいし、楽しいです。負けた時も、どうしたら勝てるのかをみんなで考えて、次の試合に臨みます。そうやって試行錯誤して、実際に試合でチーム全体の成長が感じられた時が一番楽しいですね。
野中
大学から始めたばかりなので、できないことが試合でできるようになった時が楽しいです。みんなでディスクをつないで点を取って、ハイタッチをした時も楽しいですね。

試合前には、コーチの指導のもとでミーティングを行っていました

市川
近畿大学フライングディスク部ならではの強みは何ですか?
二岡
マンツーマンのDFです。そこから攻撃を組み立てていきます。
市川
今後の目標を教えてください。
荒川
夏から秋にかけて、全日本大学アルティメット大会が行われるので、地区予選から本戦に出場することが目標です。

スピード感のある試合展開の中で、全員で声を出し合って、前へ前へとディスクをつないでいる姿が印象的でした。大学スポーツとしても、今後は注目度が高まりそうです。