2019.07.16 佐野 千晃

佐野千晃RUNコラムvol.5 本気で楽しむ大人の部活!ホノルル駅伝2019

1人で走るフルマラソンやハーフマラソンとは違い、チームでタスキをつないで完走を目指す「駅伝」。箱根駅伝に代表されるように、タスキをつないでいく中で様々な感動が生まれることが魅力です。マラソンモデルの佐野千晃さんが挑戦したのは、ハワイで行われているホノルル駅伝。準備期間から完走までのストーリーを明かしていただきました。

アロハ〜!!!

 

Championで結成された、スポーツの魅力を創出するコミュニティ「CPFU」に入れていただき、芸能人最速チームを目指す大人の部活をコンセプトに、ホノルル駅伝へ出場してきました。ホノルル駅伝にはCPFUからA、B、Cの3つのチームで挑戦しました。

TEAM CPFU https://www.championusa.jp/team-cpfu/

私はAチームの唯一の女子として参加させていただきました。

チームメイトは、モノマネ芸人ニッチローさん、デンジャラスノッチさん、げんき〜ず元気☆たつやさん、ケツメイシ大蔵さん、アスリート俳優の森渉さん。

ベテランな方々と同じチームで切磋琢磨させていただきました。

 

ホノルル駅伝とは

ハワイのベストシーズンを「スポーツ」と「音楽」のダブルで楽しもう、というコンセプトのリゾートイベント「ホノルル駅伝&ミュージック」。

駅伝チームは2〜6名までで自由に構成でき、ダイヤモンドヘッドや海といったホノルルの大自然を臨む6区画42.2kmをタスキでつなぎます。

また、ランニング後のミュージックフェスも楽しみの一つ。駅伝で競い合った他チームとも、音楽で一つになれる瞬間です。

 

駅伝(リレーマラソン)の醍醐味

箱根駅伝をよく見るという方にはお馴染みですが、1チーム2人以上で編成(人数の上限は大会によって異なります)、周回コースをタスキリレーして、チームで完走するマラソン大会です。普通のフルマラソンやハーフマラソンと違って1人ではないので、仲間のためにがんばれて、仲間とともに完走の感動や苦労を分かち合える楽しさがあります。

 

ホノルル駅伝のコースの特徴

(参考:https://hnlekiden.jp/ekiden/

カピオラニ公園からサンディー・ビーチパーク間を往復する42.195kmのコースです。全6区画に分かれており、箱根駅伝での往路が1〜3区、復路が4〜6区にあたります。

1区と6区が約5kmの街並み、2区と5区が約9kmのハイウェイ、3区と4区が約6kmの山道。どの区間にもアップダウンがあり、辛い道のりですが、ハワイの真っ青な海が隣に広がる最高のロケーションです。

1区はまだ薄暗い5:30からスタートします。第一走者のニッチローさんが、チームのみんなの思いを込めて気持ちよくスタートしていくのを見送り、2区から6区の私たちはバスに乗り込み、2区のタスキ渡しの場所に向かいます。

陽が少しずつ出てきて、私がタスキを受け取る時には気温は23度まで上昇します。みんなに背中を押されながらタスキを受け取り、約9kmの自分との戦いが始まります。2kmほど走ったところでスコールに打たれ、その後は陽が出てじんわりと暑くなってきました。

温度差が足に疲労を蓄積させます。3区のノッチさんにタスキを渡し、4区のタスキ渡しの場所へバスで移動。朝の7時頃でも太陽はしっかり顔を出し、日差しがジリジリとランナーの体力を奪っていきます。それと同時に、素晴らしい海と空の景色が広がっていくのもこの区の特徴。とはいえ、厳しい暑さにやられ、バスの中では3区を走り切って倒れているランナーもちらほらいました。

徐々に暑さは厳しくなっていき、熱中症になるほど・・・。5区の大蔵さんにタスキが渡り、ラストのタスキ渡しの場所へ移動。6区の渉さんにタスキを渡した大蔵さんからは、溢れんばかりの汗が。そのTシャツが、パンツが、暑さを物語っていました。無事に走りきってくれと祈りながら移動し、渉さんをゴール100mほど前からチームみんなで迎え、全員でゴールテープを切りました。

日本では味わえないほどの暑さで苦戦をしましたが、この暑さの中誰一人倒れずタスキをつなぎ、みんなで完走できたことがものすごく嬉しいです。

 

チームをどう仕上げていくか

本番前から月1でリレーマラソン大会に参加

チームで走る楽しさも大きい一方で、お互いに仕事を持つ6人で練習を重ね、レベルアップしていくのは少し大変なところも。このチームは2018年9月から、月一回のペースで全国のリレーマラソンに参加してきました。最初は個々で練習して、大会の時だけ顔を合わせるぐらい。

何回か大会を重ねるごとに、同じぐらいのタイムの人が少人数で集まって練習するように。最終的にはグループラインでキャプテンを中心にアナウンスするようになり、小さな練習会が週1程度で行われるようになりました。

 

SNSから刺激をもらえる

そのほかにも、仲間のSNSに走っているところが載せてあったりすると、自分もやらなくちゃ!と良い刺激になります。

揃って練習しなくても、走る時は仲間の顔が思い浮かんでくるし、仲間ならこのぐらいで走るだろうと勝手に思ってしまうくらい、心のなかでつながっているランニングパートナーのような存在になります。

 

当日、人生で初めて走りながら足がつる!

私は一足先に前入りしていたのですが、他のメンバーはほとんどが前日夜の到着。合流し、緊張感の漂う試合会場に向かい、みんなでアップ。暗い中、一人ひとりが体を動かしながら真剣に自分自身と向き合いました。

私は2区なので、スタートから30分もせずに自分の番が来ます。バスでタスキ渡しの場所に移動してニッチローさんを待っている時、実は涙が止まりませんでした。自分でもよくわからないのですが、プレッシャーを感じていたのかも。サングラスで隠していたので、きっと仲間にはバレていないとは思いますが、、笑

タスキを受け取る前にチームの一人ひとりと握手。顔晴れ。(がんばれ。私は、「顔が晴れるように」という思いを込めて、いつもこの字を使っています)

待ってる。大丈夫。みんなの言葉がいい意味で重くのしかかりました。ニッチローさんにタスキをもらい、9.5kmの自分との戦いが始まりました。私は1kmを4’15秒以内のペースで行くことを目標にしていたので、抜かされても前に人がいても焦らずペース通り走ることに努めました。

 

しかし、途中4kmを過ぎたところあたりで足が一瞬つってしまったんです。走ってる時に足がつるのは初めてでしたが、今は駅伝中。止まって足を伸ばすなど、何か対処しなくてはいけないのは知っていましたが、止まれませんでした。

せっかくニッチローさんがつなげてくれて、みんなが私の帰りを待ってるのに止まることなんてできませんでした。少し違和感が残りながら走りきり、約9kmが長く感じましたが、止まらずいいペースで次の走者のノッチさんにタスキを渡しました。

走り終わったのに、まだそわそわしてるのが懐かしい感覚。一人で走りきるマラソンと違って、自分の番が終わっても仲間は走っている。自分自身は走りきったのに良い緊張が続きました。アップダウンをしてきたノッチさんから元気さんへ、チームCPFUのエースの元気さんから大蔵さんへ。そして汗だくの大蔵さんから最後の渉さんへ。

渉さんのラストはチームみんなで100m前から出迎え、全員で一緒にゴールしました。一人ひとりが想いを込めてつなげたタスキが今、ゴールに。最高の瞬間を仲間で分かち合う最幸な一瞬。そして結果として男女混合の54チーム中1位、つまり全米1位という(大きく言ってみた)栄光を仲間で手にしました。

 

ホノルル駅伝を振り返って

ホノルル駅伝は朝5:30にスタートして、早ければ8:30には終わってしまいます。

その短い時間でチームの素晴らしさや仲間のありがたみ、そして走りながらハワイの心地よい雰囲気を一気に感じられる贅沢なアクティビティの一つだと思います。

 

CPFUのseason3に仲間として入れていただいて、一緒に優勝を飾れたことを本当に嬉しく思っています。私の中での最高の思い出となりました。

season3としての活動は今回で終わってしまいましたが、これからも私はこの思い出とともに走り続けます。ここで培った刺激を糧に、フルマラソンやいろいろなことに挑戦していこうと思います。

 

佐野 千晃